ん……?

……ピクッ(微かに指先が動く)

う〜ん……。

こ、ここは……?

(どこからか声が聞こえる)

「目覚めたか、勇者よ……」

だ、誰だ……?

「……立ち上がれ、勇者よ……!」

お前は……農村の魔王!

「私は魔王ではない。私は農村の精霊ジャック……。勇者よ、今再び蘇るのだ……!」

……精霊様。急にそんなこと言われても……。

 

僕はもう死んでしまった身。ライフはゼロです。

 

このまま冒険を続けたって、闇堕ちする未来しか見えてきません……!

 

僕自身が魔王になる予感しかしないんですよ!

 

「……分かる。分かるぞ勇者よ。だがな、その道は数多くの勇者たちが通った道なのだ」

 

だったら……!

 

「勇者とは、勇気ある者。その困難から立ち上がる者こそが、真の勇者……。そう思わんかね?」

 

そっ……!

そんな……!

僕は……。

 

「仲間を見つけなさい。勇者よ。今のあなたは、いわばキアリーしか取り柄のないサマルトリアの王子のようなもの。冒険の旅に出るためには、あと二人の仲間を見つけるのです……」

(辺りを静寂が包む。一面には、真っ白な雪が降り積もっていた)

……。

「さあ勇者よ、その足に力を込めなさい。立ち上がって遠くを見るために。

さあ、その手を握りしめなさい。もう一度手に入れたいものを掴むために。

さあ、目を開きなさい。あの時見えなかった希望を見つけるために。

勇者よ。再び蘇るのです……!」

……。

……。

……ハッ!

さっきのは……?

幻覚……?

 

(……勇者よ。仲間を見つけるのです。そうすれば破壊神に対抗することが……!)

 

……。

……。

……破壊神、ね。

……じゃあ、行くか。

 

【農村JACK 第二部 令和編】

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